寄付した不用品はどこへ行く?海外で活かされる日本の中古品、その先を追う

家族や友人とお茶を楽しんだティーセット。使わなくなったあと、食器棚の奥に眠ったままになっていませんか?
「まだ使えるから、捨てるのはもったいない」
そう思っても、使う機会がなければ、手放すことを考えるものです。そんな不用品も、寄付という選択をすれば、海外でまた誰かの役に立つことがあります。
リボーンプロジェクトでは、皆さんから寄付された不用品を海外へ送り、現地で中古品として販売しています。今回は、ティーセットを例に、日本の家庭を出た不用品が、どのように海を渡り、新しい持ち主のもとへ届くのか、その「その先」を追ってみます。
日本の家庭から、次の場所へ
普段の生活の中で、気に入って使っていたけど今では使わなくなってしまったものはありませんか?
例えば、ティータイムに使ってきた贈答用のティーセット。子どもたちが成長して、この量は必要なくなったり、新しくお気に入りのものを購入して出番が減ったりすることもあります。
このように、環境や気持ちの変化によって使わなくなってしまうものは、どの家庭にもあるのではないでしょうか。不用品と分かっていても、「まだ使えるから捨てるのはもったいない」。そう感じる人も多いです。
使わなくなったからといって、まだ使えるものまで捨ててしまう必要はありません。寄付することで、別の場所で誰かの暮らしに役立てることができます。
海を渡るティーセット

実際に寄付されたものが、どのように海外に渡るのでしょう。寄付していただいた贈答用のティーセットを例に、その行方を見ていきます。
皆さんから送っていただいた不用品は、海外輸送用のコンテナに詰められ、目的地ごとに海上輸送されます。海を渡り、不用品が詰まったコンテナが現地に到着します。
今度は、たくさん詰まった不用品を外に出す作業があります。コンテナ解体の作業は、日本ではフォークリフトなどを使って行いますが、カンボジアではすべて人の手で行われます。
海外に着いたら、どうなる?

海を渡ったティーセットは、現地に到着して終わりではありません。
コンテナから下ろされた不用品は、中古品を扱う業者に分かりやすいよう、それぞれの種類ごとに仕分けされます。
業者への引き渡しは、買いたい人が値段をつけて競り合う「セリ」によって行われます。セリに参加する業者は、自社が運営する中古品販売店で販売できそうなものを選んで購入していきます。 セリでは、ティーカップをはじめとする日本の食器類や調理器具はとても人気があります。
セリで購入された不用品は、主に2つの方法で必要とする人のもとへ届けられます。
1つ目は、リサイクルショップなどの実店舗での販売です。東南アジアでは、日本製の中古品を販売する店舗がいくつかあり、そういった店舗で販売されます。
2つ目は、フィリピンではFacebookなどを使ったライブオークションでの販売です。商品を一つずつ紹介しながら販売され、実店舗が近くにない人も購入することができます。
「これを使いたい」と選ばれる
東南アジアでは、Made in Japanの品質に価値を感じる人も多く、日本から届いた中古品を求めて店舗を訪れます。
子ども用のおもちゃを探す人、料理に使う調理器具を物色する人、日本製の服やアクセサリーを手に取る人。
現地では珍しい鍵盤ハーモニカを見つけ、実際に音を出して気に入り、購入して帰る人もいます。
日本から送られたティーセットも、その中の一つ。気に入って購入した後は、早速自宅でのティータイムに活用されています。

また、子どもの通学にランドセルを役立てたいと購入した人は、自宅の学習机の隣に置いています。

このように、日本製の品質やデザインに価値を感じる人たちによって、さまざまな中古品が現地の生活で役立てられています。
日本で役目を終えたティーセットも、その一つです。誰かの目に留まり、気に入って購入されたそのティーセットは、今では別の国の家庭で、誰かのティータイムを彩っています。
まとめ
ものは、使わなくなった瞬間に価値を失うわけではありません。あなたにとっての不用品でも、他の誰かにとって価値ある1品になることもあるのです。
リボーンプロジェクトでは、皆さんのご家庭で不要となったものを海外で販売し、新たな雇用を生み出すとともに、不用品が別の場所で再び使われる機会をつくっています。こうした中古品の販売による収益は、ワクチン支援にもつながっています。
あなたの家の不用品を、寄付により新たな価値へ変えてみませんか?
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