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企業にもある「もったいない」の気持ち 不用品寄付が生み出す新たな価値

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多くのお客様に届けたいと思い、在庫切れを心配して多めに生産した売れ筋のランニングシューズ。しかし、予想に反して売れ残りが発生した。もうすぐ新製品の発売となるので、このまま処分するしかないのだろうか。

展示会に来てくれた人に配るために、新製品のロゴをつけたメモ帳のノベルティを作ってみた。多くの人が来て喜んで受け取ってくれたけど、作りすぎてしまって一部余ってしまった。自社の製品をあしらったものなので、なんとなく捨ててしまうのはもったいない。

せっかく準備をしたのに不用品となってしまったものを目の前にして、「もったいない」という思いが生まれるのは、家庭の中だけではありません。実は企業の担当者もまた、まだ使えるのに処分せざるを得ないモノをどのように扱うべきか、という悩みを抱えているのです。

企業にもある「もったいない」の気持ち

売れ残ったランニングシューズを前に担当者は悩みます。多くのお客様に届けたいという思いで生産された商品だったからです。

ランニングシューズが店頭に並ぶまでには、企画を考える人、生産する人、販売する人など、多くの人が関わっています。そうした多くの工程と人の思いが重なっているからこそ、売れ残って不用品となったときに「まだ使えるのに処分するのはもったいない」と感じることもあるでしょう。 

作りすぎてしまったノベルティなども、ただ配るために作られたものではありません。

「来てくれるお客様に新しく発売される自社の製品を覚えてもらいたい」

「来てよかったと思ってほしい」

そんな気持ちで準備したものです。余ってしまったからといって、簡単には廃棄と割り切れないこともあります。

商品やノベルティは、企業にとって単なるモノではありません。多くの人に使ってもらいたい、喜んでもらいたいという思いを込めて作られています。だからこそ、予定どおり活用されずに残ってしまったものを前にすると、「まだ使えるのに捨ててしまうのはもったいない」と感じるのです。

それは、私たちが使わなくなったバッグや食器を前に感じる気持ちと、どこか似ていませんか?

企業では様々な理由により不用品が出ます。しかし、そのまま廃棄するのではなく、何とか活かす方法はないかと考える企業も少なくないのです。 

 不用品寄付という選択肢

思いを込めて作ったものを廃棄するのはもったいない。そんな時には、廃棄以外の選択肢として不用品寄付があります。寄付をすることで、日本国内では活用の機会を失った商品やノベルティも、海外で販売されることで新たな価値を持って再び役立てられます。 

日本で価値提供を期待されていたものが、今度は海外でリユースされ、新たな価値を生み出すのです。

リボーンプロジェクトでは、不用品を海外で販売した収益をワクチン支援につなげています。モノを作ることで生み出していた価値提供が、寄付をすることで今度は社会貢献に生まれ変わります。

企業による寄付活動にはさまざまな背景があります。リボーンプロジェクトには「まだ使えるものを捨てるのはもったいない」という思いから託される品も少なくありません。

また、不用品寄付は廃棄物の削減だけでなく、SDGsへの取り組みや企業価値の向上にもつながるため、持続可能な活動の一つとして活用する企業もあります。

 企業と地域で広がる不用品寄付の輪

企業による不用品寄付だけでなく、地域と連携した回収活動も広がっています。

リボーンプロジェクトの活動の一つとして、地域のSDGsのイベントに参加をして、思い出がつまったぬいぐるみやおもちゃを引き取り、寄付につなげているものがあります。

ショッピングモールで開催されるSDGsイベントでは、おもちゃや化粧品、衣類などの回収が行われています。Jリーグの試合会場でスポーツ用品を回収する取り組みもあります。

また最近では、家庭で出た不要品を販売店で回収し寄付につなげる取り組みも広がっています。 

このように、寄付は企業だけの活動ではなく、私たちのもったいない気持とつなぐ活動として広まってきているのです。

こうした回収活動は、不用品を集めることだけが目的ではありません。モノを大切に使うことや、捨てる前に活かす方法を考えるきっかけづくりにもなっています。

まとめ

私たちが感じる「まだ使えるのにもったいない」という気持ち。クローゼットの奥に眠るバッグや、使わなくなった食器を前に感じるその思いは、企業担当者も同じです。

モノを大切にしたいという気持ちは、立場や規模が違っても変わらないのです。

捨てるのではなく誰かに使ってほしいという思いが、不用品寄付という形で新たな価値を生み出しています。

不用品寄付は、そんな「もったいない」を価値につなぐ選択肢の一つです。企業の現場でも、家庭でも、その選択が少しずつ広がっています。 捨てる前に、もう一度活かす方法を考えてみませんか。 

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